石川さゆり風の盆恋歌




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風の盆恋歌

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狐の嫁入り

 










 










 










  作詞:なかにし礼、作曲:三木たかし、唄:石川さゆり

1 蚊帳(かや)の中から花を見る
  咲いてはかない酔芙容(すいふよう)
  若い日の美しい
  私を抱いて欲しかった
  しのび逢う恋 風の盆

2 私あなたの腕の中
  跳ねてはじけて鮎になる
  この命欲しいなら
  いつでも死んでみせますわ
  夜に泣いてる三味(しゃみ)の音

3 生きて添えない二人なら
  旅に出ましょう 幻の
  遅すぎた恋だから
  命をかけてくつがえす
  おわら恋歌 道連れに




この歌の出だし、蚊帳の中から花を見るよくもまあこの台詞が生まれたものですね、
女性の切ない恋心と情炎に一気に引きずり込まれてしまいました。
酔芙蓉は、朝は白色から時の経過でだんだん桃色、夕方には濃い赤色と色を変える花といいます。
酔芙蓉に人の心の移ろいやすさをたとえたのですね。
植物には体内時計があると説明しています。アサガオ、蓮は朝、ヒルガオは昼、マツヨイグサ、ツキミソウ、ヨルガオ、

石川さゆりのこの歌のヒットによって、観光客が八尾(やつお)の町にどっと押し寄せるようになったといいます。

越中おわら節のもの悲しいメロディに花を添えたのがこの歌のような気がします。




富山県のひなびた町・八尾(やつお)の伝統行事
おわら風の盆を背景とした歌、八尾は婦負(ねい)郡内の1つの町でしたが、
平成の大合併により富山市に組み込まれました。

おわら風の盆は毎年9月1日から3日間、越中おわら節の哀調を帯びた旋律に合わせて、
坂の多い町中を町衆が無言のまま踊り続けるという独特の祭りです。

郷土史書、越中婦負郡志によると、
町外に流出していた殿様のお墨付文書を町衆が取り戻したことを喜び、
3日3晩踊り明かしたできごとに由来するそうです。
その後、二百十日の風害をやわらげる行事となり、今日まで続いています。

昭和30年代ぐらいまでは、ほとんど近隣の人たちしか知らないローカルな祭りで、
見物人も大して多くなかったといいます。
その頃までは、深夜家の中にいると、闇の中から胡弓・三味線・太鼓の音が次第に近づいてきて、人びとの踊る足音とともに家の前を通り過ぎ、次第に遠ざかってゆくという、
幽艶な情趣に満ちた行事だったといいます。

 「おわら風の盆」が全国に知られるようになった最大のきっかけは、
高橋治の小説『風の盆恋歌』(昭和60年〈1985年〉刊)のようです。
 若い頃、たがいに心を通わせながら結ばれることなく別れた男女が、
20数年を経て再会し、愛をはぐくむという物語。それぞれに家庭をもつ2人は、
毎年「風の盆」の3日間だけ、密かに八尾で過ごします。
 不倫には違いありませんが、それだけでは片づけられない哀切な恋愛小説です。

 小説はベストセラーになり、テレビドラマ・演劇化され、
さらに平成元年(1989)に石川さゆりの同タイトルの歌が発表されると、
「風の盆」は一躍ブームとなります。
 八尾は人口2万人ほどの町ですが、
おわら風の盆が行われてきた地域は住民数千人ほど。
そこに3日間で30万人前後の観光客が訪れるようになりました。
 祭りは盛り上がり、観光業者は潤うようになりましたが、
かつての素朴で静寂な雰囲気は失われてしまったと嘆く人もいます。